避難器具の点検基準
1 外観点検
- (1)周囲の状況ア.設置場所
- 避難に際し容易に接近できるかどうかを確認すること。
イ.操作面積
- 付近には当該器具の操作上支障となるものがなく、必要な面積が確保されているかどうかを確認すること。
ウ.開口部
- 器具が取り付けられる開口部は、容易に、かつ、安全に開放でき、必要な面積が確保されているかどうかを確認すること。
エ.降下空間
- 降下上障害となるものがなく、必要な広さが確保されているかどうかを確認すること。
オ.避難空地
- 避難上障害となるものがなく、必要な広さが確保されているかどうかを確認すること。
- (2)標識
- 変形、損傷、脱落、汚損等がないかどうかを確認すること。
2 機能点検
- (1)器具本体
- 変形、損傷、ほつれ、腐食、著しい吸湿、錆、カビ、油の付着等がなく、結合部及び結び目が緊結されているかどうかを確認すること。
- (2)取付具及び支持部ア.本体
- 変形、損傷、ねじれ、曲がり、結合部の緩み等の強度上の支障がなく、回転部が円滑に回転するかどうかを確認すること。
イ.救助袋の固定環
- 変形、損傷、著しい腐食、土砂の堆積等がなく、保護蓋等は容易に開放できるかどうかを確認すること。
- (3)格納状況ア.格納方法
- 容易に使用できる状態であるかどうかを確認すること。
イ.通風性等
- 通風性がよく、床に直接ふれていないか、ねずみ等の侵入を防止する措置が施されているかどうかを確認すること。
3 総合点検
- 次の事項について実施し、各部に変形、損傷等がなく、円滑に行えるかどうかを確認すること。
- (1)開口部の開放、器具の取付け、その他安全降下の準備
- (2)器具に応じた正常な降下
- (3)巻上げ、取外し、折りたたみその他の当該避難器具に応じた正常な格納
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